スタッフブログ

2013.09.26

婚外子

大崎 尚美

先日、婚外子(結婚していない男女間の子)の遺産相続分を、法律上の夫婦の子の半分とする民法規定をめぐる裁判で、「違憲」判決が出ました。

この規定は、明治民法で設けられ、戦後の改正においても引き継がれたものでしたが、今回、最高裁の判決で違憲とされました。

民法の規定を違憲とするのは初めてのこととなるそうで、秋には民法改正となるかも知れません。

この規定の内容は、以前から「法の下の平等」に反するという意見が多く、改正を求める声が上っていたようですが、婚内子と婚外子が同等の相続分では、法律上の結婚が尊重されなくなるなどの意見があり、そのままにされていたようです。明治の頃とは人々の意識も大きく変わり、シングルマザーや事実婚等の言葉を頻繁に耳にするようになった昨今、改正を行うのは、当然と言えるのかも知れません。

このニュースを聞いた時、人それぞれに色々なスタイルがあって自由でいいはずなのに、例えば「家族」といったら「夫婦と子供」などど自然と思ってしまう自分がいて、こういった決めつけの考えを改めなければならないと感じました。

憲法改正の動きもあるようですが、時代の変化とともに、柔軟な考え方で対応していく必要があると思います。

相続では、胎児は生まれたものとみなすという規定がありますが、医学の発達により「父親の死後に人工受精や体外受精で出生した場合の相続はどうなるのか」という問題も出てきました。これらに関しては未だはっきりとした結論は出ていないようですが、明治の頃には考えも及ばなかった難しい問題ですよね。

2013.09.25

記録

中村 大輔

最近ニュースで様々な記録が出ています。スポーツ界では1964年の王貞治さんの記録を塗り替えるバレンティンの56号ホームラン。さらに1912年の大リーグで達成した19連勝という記録を抜いた田中将大投手。そんな塗り替えられた記録の中でも印象的だったのは平成以降でトップの視聴率をだした半沢直樹です。といっても最終回の前日まで1話も観ていなく毎週録画したまま放っておいてまたいつか観ようかなという感じでした。が、家族、友人から「えっまだ観てないの!?なんで!?」と言われ毎回のごとく「なんでといわれても・・・」とそれ以上返す言葉もなく、半ば強制的に21日から観始めました。さすが話題のドラマです。ただただ面白く、こりゃ視聴率いいわけだよという感想です。なんといってもスカッとするし、脇役の表情、演技が上手くドラマに見入ってしまいました。あと少数意見かもしれないですが花さんいいですね。銀行勤務を知らない立場から観ると銀行って本当にこんなことがあるのかと思いつつも、やはり正義が勝つ番組は面白いです。
ちなみに名古屋の友人から新聞のテレビ欄のプロ野球の内容説明で縦から読むと「半沢直樹見逃すな」になると聞きました。やはり記録をだすドラマは広告も抜け目ないなと思いました。

 

 

 

 

2013.09.24

読書の秋に

松本 省司

 先週の日曜日に最終回が放映された「半沢直樹」シリーズは、ご多分に漏れず私や家族もこの1ヶ月半位欠かさず見ていました。実は私がテレビでの半沢直樹を見始めたのは前半シリーズの第4話からだったと思いますが、それからは家内を巻き込み子供達を巻き込み家の中で半沢直樹の輪を広げて一緒に見るようになりました。そして私は後半シリーズが始まる頃にはテレビ放映では納まらず原作本を手に取って読み始めていたのです。

 「半沢直樹」シリーズは原作のタイトル「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」のとおり、バブル時代の入行組(銀行に就職した世代)が繰り広げるドラマであり、自分とかぶる世代であることもあるのか共感できるシーンやセリフが多くあることも惹きつけられる要因の一つでしたが、最も心を打たれるのは、硬直した組織の中で自分の保身しか考えない使命感のかけらも感じられない上司たちの中で、主人公が銀行員としてのプライドを貫こうとするその勇気と反骨であり、胸を熱くさせられました。大袈裟かもしれませんが、仕事に対する自分の初心を思い出させてくれる小説でもあります。

 結局私は、原作を読み始めると止まらなくなってしまい(家内にも『人が変わったように読みふけっているね!』と言われるくらいでした)、テレビで第8話が終わった頃には原作の2冊と続編の「ロスジェネの逆襲」まで一気に読んでしまいました。そして、日曜日に家族と再終話を見ている時には、その先を言わずに我慢しながらも小出しに口に出しては煩がれたオヤジと化してしまったのです。

その後も同じ著者の作品を読み漁っていますが、いわれなき責任を自らの手ではらしていくこの“定型のパターン”の小説を安心感を持ちながら読んでいます。

 テレビで半沢直樹シリーズをご覧になった皆さん、この読書の秋に原作を一気に読んでみたらいかがでしょうか。

2013.09.20

共有ビジョンの構築

八田 潤也

 今年は月に一度、東京で開催される研修に参加させていただいています。往復の新幹線の時間を有効に活用するために、電車待ちの時間は本屋に必ず立ち寄ります。今月も18日に行ってきたのですが、今売れているものの一つが「うまくいっている人の考え方」という本でした。目次などざっくり読んでみると「自分を許す、自分を受け入れる、自分を大切にする、自分の価値を信じる」といった言葉が並んでいました。それ自体全く間違ってはいないのですが、何か寂しいものを感じました。
 こういった自分の価値というか存在感・自尊心といったものは、もっと友達や家族との関わり合いの中で自分以外の人から認められたり、頼りにされたりする事で育まれるものなのかなぁ、と私自身は感じています。ですから、こういった本がベストセラーになること自体お互いの存在を認め合えない、薄い人間関係の中で生活している今の現実の表れなのかなぁ、と感じました。

 話は変わりますが、弊社では同じく月に一度、「創発の日」という経営者向けのセミナーを開催しています。そこでは経営者の方の経営上の困りごと、悩み、不安をお聞きする内容があります。4月以降何組かの経営者の方のお話をお聞きして、共通しているのが社員の方との仲が上手くいっていないという点です。「社員が思い通り動いてくれない、自分の言っている事が伝わらない・・・」などなど。これは会社の中であっても、社員とコミュニケーションが十分には取れていない表れのように思います。

 そうなっている原因は会社ごと様々ですが、その解決に向けて必要となる要素は、これもおおむね共通していて次の3点かなぁと、お話を聞いていて思います。
1.経営者自身が、自分(会社)のビジョン・夢・計画・方向性・実現したいことなどを明確にすること
2.従業員の人生観(夢や目標)、仕事観(やりたい仕事)をできれば一人ひとりについて知ること
3.1・2をお互いが共有し、社員各自が会社の目指す方向性に貢献する個人目標を設定する。設定後はその実施結果と計画の修正、達成のための意見交換が継続的できる仕組みを持つこと 

 参加された経営者の方は皆様本当に悩んでいました。人間関係に絡むことなのでとてもデリケートな問題だとは思います。経営者の方のお役にたてるよう、オーダーをいただけた仕事・期待に応えていきたいと思います。    

                                                            八田

2013.09.18

iOS7 by TAGO

田子 友也

先週、米アップルからiPhone 5sが発表になりました。今回の大きな変更としてCPUの変更に伴い、iOSが64ビットになったことでしょうか。パソコンではWindows7になってから64ビットも珍しくなくなりましたが、とうとうスマホでも64ビットになったという感じです。

(家のメインPCはVAIO、Windows7、64ビット、メモリを8GBに増設してあります。64ビットの恩恵で4GB以上のメモリを使えますが、iPhone 5sではどのような恩恵を感じることができるでしょうか。)

 

 

後は、iPhone 5sの発売に先立ってiOS 7がリリースされます。残念ながらブログ執筆現在(日本時間9月18日)ではiOS 7の様子をお伝えすることが出来ませんが、よりシンプルなデザインになるようです。

 

 

画像は更新前の様子

 

 

また、今回からドコモを含めた3キャリアからiPhoneを購入することが出来るようになります。今までドコモからiPhoneが出るのを待っていた方や、(どうしてもiPhoneが欲しい人は)ソフトバンク又はauを新規契約で2台持ちしている人のガラケー離れがより進みそうです。

 

 

追伸、日本時間9月19日
手持ちのiPhone 4sとiPad 2のiOS 7へのアップグレードが無事に完了しました。端末単体でのアップグレード(ダウンロード、インストール)には1~2時間程度かかりました。これまでのメジャーバージョンアップと比べて大幅にユーザーインターフェイス(デザイン)が変更になりました。これまでのバージョンアップで後から増えていた機能が複雑化して統一感に欠けていたUIが、今回のデザインのシンプル化に伴い全体的に使いやすく改善されました。

 

 
新しくなったコントロールセンターが少し便利になりました。

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