先日、とあるセミナーに参加したときのこと、講師が「助け上手・助けられ上手」という表現を用いて自己紹介しました。

 そして、某大学院の教授である講師は、さらに「私は“先生”と呼ばれる仕事柄、以前は“助ける”ことあっても、“助けられる”ということはなかった」と続けました。

 その言葉に、私は「あぁ、確かに…、“先生”と言えば、学校の先生はもちろん、塾や習い事の先生も、それから医者や弁護士も、あと政治家もそう呼ばれるなぁ…」と妙な納得感を覚えました。ただ、同時に「ハッ」としました。「弊社のような会計の業界でも、税理士や公認会計士、コンサルタントという人たちは先生だし、他の業界でも、おおかた士業(師業)の人たちは先生だった…」と。

 さて、前述の講師は、“以前は”と仰っており、今では決してそんなことはなく、冒頭のとおり「助け上手・助けられ上手」と自己紹介するまでになったそうでした。それは何故か ― ご本人曰く、「出来の悪い息子のおかげ」だそうです。出来の悪いが故に、自分の力だけでは事足りず、家族や隣近所、学校、地域の人たちにいろいろ頼み、お願いし、とにかく周囲の多くの人たちの手助け、協力なくしては、無事に育て上げることはできなかったであろうとのことでした。

 今では、「私が大学院で教授をしていられるのも、学生たちがいるから」「今日のようにセミナーの講師をしていられるのも、ここにお集まりの聴衆の皆さんがいるから」云々と思うそうです。助ける・助けられるの関係のように、相対する行為・行動は、すべて相手があって初めて成り立つことです。それ故、言い古された言葉ですが、「相手を思いやる」「相手の立場に立って考える」ということが大切なんだとつくづく思いました。そう言えば、昔から「話し上手は聞き上手」という諺がありますが、これも同じことを言っているんだとも思いました。

 まず相手ありき、だからこそ、仕事においては、 

   For the Custmor ~すべてはお客様のために~

常に、そんな気持ちで取り組む。キーワードは、人と人との支え合い、地域における助け合い、互助(相互扶助)、共助、…等々でしょうか。でも、コレって、何も仕事やビジネスに限った話じゃなく、プライベートだって同じこと。家族内でも、恋人同士でも、友人・知人関係でも、近所付き合いでも、実は変わらないんですよね。

 さぁ、今日から早速実践しようと思う福原でした。

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